Reviews:批評・評価

メディアの声

有無を言わせぬ説得力(音楽の友)
強く平和を希求する感動のステージ(音楽の友)
ビロードのような温かい歌声は聴衆の心を掴んで離さない(音楽現代)
非凡な声の芸術(ドイツ:オストゼーツァイトゥング)
カリスマ的(ドイツ:ケルナーシュタットアンツァイガー)
豊かで柔らかな歌唱。温かい励ましの歌声(中日新聞)

●音楽の友
練られた声と明確な発音に支えられ、なかなか聴きごたえのあるドラマティックな空間を創出。ひとりオペラは下垣の明るいキャラクターが、楽天的に見えながら、悩みを抱える当世OL物語を楽しませた。

●ドイツ:オストゼーツァイトゥング
下垣真希は非凡な声の芸術を披露した。ベルカント唱法による彼女の温かい音色が、観衆に感動を与えたのは、長々と続いた熱狂的な拍手で明らかだった。

●音楽の友
ソプラノの下垣真希はリサイタルや多くのトークコンサートを通じて、クラシック音楽を広く紹介する活動を展開している。巧みな語りや芝居による背景が歌の存在感の奥行きを増し、聴衆への浸透力が高まっていた。はっきりとした発声と、温かみのある声質、広い音域で安定した響きをもち、それが幅の広い音楽表現に生きている。歌への情熱がさらに強く伝わり、聴き応えのある場を演出した。エピローグでは<長崎の鐘>を原爆に関する思いと共に披露し、その重みが十分に伝わった。

●音楽の友
淀みない語り、透明でリリックな声を、はちまん正人のダイナミックな編曲とピアノに乗せ、一体のメッセージとして伝える手法には、かつての留学先ドイツの伝統的な音楽寄席「カバレット」の影響も窺える。(中略)時間を追ううち、内容も重みを増す。「長崎の鐘」のモデルで、同じく原爆の犠牲となった下垣の叔父の師でもあった永井隆博士の揮毫『平和を』が映し出された舞台で、古関裕而を歌う幕切れには、有無を言わせぬ説得力があった。

●音楽現代
下垣の歌唱は、歌唱技術がしっかりしていると共に、彼女の声には独特の説得力がある。殊にビロードのような温かい歌声は、聴衆の心を掴んで離さない。そして、下垣の名人芸的な語りと芝居によって、ドラマとしての方向性を明確にしている。(中略)強い意志に導かれるように、クライマックスの「長崎の鐘」が歌われた。印象的だったのは、聴衆に寄り添うように優しく訴えかける下垣の歌声であり、彼女の姿が聖母のように見えた瞬間でもあった。この種のコンサートで、当夜のコンサートは、なかなか接することのできない高い完成度を持つものであった。

コンサート会場の声

前後の語りが歌をいっそう輝かせる(30代女性)
涙が止まらなかった(30代女性)
生きる勇気をもらいました(50代女性)
澄んだ歌声は、命の波動のよう(50代男性)
日本人の心そのもの(50代男性)
熱唱とメッセージが完全に聴衆を魅了し感激(60代女性)
一生に一度きりの感動(60代男性)
鍛え抜かれた歌唱力に言葉を失った(70代男性)
身じろぎもせず最後まで陶酔(80代男性)

下垣さんの歌声は、知らず知らずに淀んでしまった心を浄化してくれる、まさに「聴くデトックス」です。そのステージは、まるで「一人オペラ」を鑑賞しているかのよう。ウイットに富んだトーク、絹のように艶やかな歌唱、凛としながら表情豊かな詩の朗読…。そのすべてが上質な2時間ドラマのように、忘れかけていた「日本」という別世界に僕たちを導いてくれました。(40代男性)

深い感動につつまれ、余韻に浸り、未だに寝るに寝れません!下垣真希さんの歌に込められた想いと共に全身に突き抜けるビロードのような歌声(中略)まるで精神のデトックスをしたかのようです。(40代女性)

慟哭しました。何と感動的なコンサートでしょう!!!涙が溢れ、肩が震え、心が震えました。天才的な歌唱力に慟哭です。(60代女性)

こんなにも心動かされ、涙し勇気や元気をいただけたリサイタルは正直初めて。(30代女性)

音楽を愛する人の純粋さをこれほど感じたコンサートはありませんでした。(40代女性)

講演参加者の声

生きる希望を再び持つことができました(中学3年女子)
人の話を聞いて泣くのは初めてだった(高校2年男子)
生きているのは当たり前のことではなく、生かされていることに感謝しなければならないなと思った(高校2年女子)
原爆や戦争の恐ろしさ、何千、何万人もの尊い命が失われた悲しみが伝わりました(中学3年女子)