今回の沖縄旅行は、ジャーナリスト宮国忠広さんの案内で、沖縄戦巡礼の旅になりました。
ことに沖縄県平和祈念史料館では、米軍により四人に一人が殺された、唯一の地上戦が行われた島という今までの認識に加え、とても衝撃的な事実を目の当たりにしました。
日本側の軍人の中には身を挺して島の人を守り戦った人もいたことでしょう。
しかし現実には、多くの沖縄の人たちは守ってくれるはずの旧日本軍に裏切られ捨ておかれ、少年たちまでもが武器を持って戦いを強いられ、ガマの中で泣く赤ん坊を殺されたり、自決を強要されたりしたのです。
犠牲になった人たちの無念、そして辛い戦後を生きてきた沖縄の人の気持ちを思うと、胸が張り裂けそうになりました。人間を鬼畜に変えてしまう、それが戦争なのです！
「戦争を起こすのはたしかに人間です。
しかしそれ以上に 戦争を許さない努力のできるのも 私たち人間ではないでしょうか」
壁に掲げられた言葉を胸に刻みました。
